Culture

リーダーシップについて考える

リーダーは嫌?

「管理職はイヤ」は通用する?

管理職やリーダーになりたくないという気持ちはよくわかります。専門的な仕事をしていればしているほど、担当の仕事以外に忙殺されるのは煩わしいです。自分単体で結果を出すことができても、チーム全体でより高い結果を出すのは簡単ではないです

大学生の頃に、授業の一環で若手で活躍しているビジネスリーダーがゲスト講師をしているセミナーに参加しました。その方がセミナーの中で発問されました

「皆さんの中でリーダーになりたい人はいますか」

私も含めてほとんどの大学生は「リーダーになって責任を背負うよりも、自分の好きな仕事だけをやっていきたい」という答えをしました。「好きな仕事」と言えば、聞こえはいいですが、要するに責任を背負いたくないというのが本音です。その方はセミナーのなかで「なぜリーダーシップが必要なのか」を丁寧に説明されていました

リーダーシップは誰にとっても必要

どんな小さな組織であっても、小さなコミュニティであってもリーダーというのは、とても大変なことです。なので、多くの人はリーダーになることを嫌がります。「責任を持ちたくない」「リーダーに向いていない」「自信がない」「気楽にやりたい」「一人がいい」。リーダーのポジションを避けようとする気持ちはよくわかります。リーダーというのは大変なことだからです

しかし、誰もが避けることができないリーダーのポジションがあります。自分の人生に対するリーダーシップです。このポジションからは誰も逃げることはできません。誰しもが日常的に何らかの決断をしながら生きています。自分の人生にどのようなリーダシップを発揮しているかが問われます

自分が何らかの組織のリーダーであるかどうかは関係なく、全ての人にとって人生のリーダシップが必要です

リーダーシップを発揮する

リーダーシップは、組織内の管理職、企業の社長、政治家などものだと思いがちですが、立場は関係ないはずです。どんな立場であっても、自分自身がそれぞれ置かれている場所でリーダーシップを持ち、発揮することができます

「自分の未来を実現するにはどうしたらいいか?」
「よい未来を実現するためはどうすればいいのか?」
「よい世の中につながるにはどういう仕事のやり方が必要なのか?」
「自分の周囲の人に幸せになってもらうにはどうすればいいのか?」

自分が置かれた立場でリーダーシップを意識すれば、自分の行動様式は大きく変わります。自分の行動が変われば、周りからの評価も変わるでしょう。周りの行動も変わっていくでしょう。良い影響の循環が生まれるはずです

弊社のビジネスにおいては技術力が重要になります。しかし、それ以上に大切なのは、ビジョンを持ち、リーダーシップを発揮する人が生まれてくることです。そうすれば、自然と良い循環が生まれ、個人も、会社も発展していきます。社会にも良い影響を与えることができるはずです

ということは、弊社にとっても、リーダーを育てることが究極の目的なのかもしれません

今、この場所で成功の数々をすべて捨ててしまいなさい

古い記事ですが、紹介します
ハーバード生も泣く、リーダーシップ論

過去の成功を超えていくこと

記事で紹介されている、とあるアメリカの大学入学後の説明会で担当官の話したことです

合格おめでとう。我々は君たちがこれまでに築いてきた成功の数々を高く評価し、入学を許可した。(中略)。ただし、今、この場所で、その成功の数々をすべて捨ててしまいなさい。これから学校に入る君たちがすべきことは、過去の成功を誇りに思うことではなく、世界に変革をもたらすために、これから何が出来るかを考えることなのです。

年末が近づいてくると、学校であれば、進級、進学、あるいは受験なども間近に迫ります。学生さんだけでなく、誰にとっても、この時期は新しいステージに向けての最終準備段階です

社会人になってみるとわかりますが、「いい高校に入学した」「いい大学に入学した」「大きい会社に入社した」みたいなことは何の意味もないです。日本を代表するような会社ですら倒産の危機にあるのが現代社会です。過去の成功体験に浸っている余裕なんかありません

自分の未来を切り開く

自分の将来はどうすればいいのか?残念ですが、誰にもわかりません

他者の評価は他者が決めることです。多少の努力はできても最終的には他者に依存します。自分で決められないことに固執して絶望したり、過度なプレッシャーを感じても発展的ではないです。自分がコントールできるのは、「自分で決めた目標」や、「目標に向けての取り組み」です。自分で決めることができる課題に取り組むしかないです

自分が登ると決めた山の高さは、他人と比較するものではない
どの道をたどるのかも、どのように登るのかも、自分次第
疲れた時には休むこともあるかもしれません
転げ落ちることもあるかもしれません
でも、また登ればいいです

未来はどうなるのか? そんなことは私にも分からない。ただ、一つだけ君たちに約束出来ることがある。それは、たとえ世界がどんなに変わろうとも、私はここにいるということ。ここにいて、いつでも君たちをサポートする用意があるということ。いずれ私がいなくなっても、かわりの誰かが必ずここにいて、君たちの問題にアドバイスを与え、成功を共に喜んでくれるだろう。これは、生涯の保証だ。この保証を使いなさい。そして、あなたにしか出来ない、素晴らしい事にチャレンジしなさい。君たちにはそれに挑戦する権利と責任がある。

モチベーション革命[感想]

最近はずっと、動機付け、目標、生きがいというキーワードでいろんなことを考えていることが多いです。そんな中で、アマゾンのオススメで登場した本を購入して読んだので、感想というか、本の中で紹介されていた考え方を紹介します。というか、アマゾンでも売り上げ1位になっているので、読んだ人もいるかと思います

モチベーション革命

本書では、40歳以上の世代を「乾いている世代」、それ以下の世代を「乾けない世代」という区分で分けて説明を行っています。一応、世代で分けていますが、世代自体が重要というよりも、何を重視しているかという意味合いでの分け方です。とはいえ、世代でスパッと分けた方が腑に落ちるなと思います

「乾いている世代」というのは、ようするに何もなかった世代です。立身出世のために身を粉にして働いてきた世代のことです。自分を犠牲にして、必死になって働いて、結果として、経済的な成功をつかみとることを目指しています。必死に働くことが、社会の成長や、国の発展につながっているので、仕事自体に対して「意味がなくても」、「やりがいがなくても」、働いていれば、よかったわけです。必死になって働いて、高い成果をだすことを目指している世代です

「乾けない世代」とは、それとは異なり、前の世代が色々なものを築きあげてしまったので、「すでにある世代」です。生まれた時から「ないものがない」ので、「何かが欲しい」ということにはならない。つまり、「乾けない」ということです。必死になって働くよりも、「意味合い」「人間関係」「好きなことに没頭する」みたいなことを重要視している世代です

要するに、それぞれの世代でモチベーションの在り方は違うよということがテーマなのです

上の世代では、別にやりたいことなんてなくても、与えられたことをこなして、人より良い結果を出せればそれで充分成功できました。大きな目標は誰かが掲げてくれたので、必死に「達成」を追い求めれば幸せでした

しかしいまは、「何が楽しいの?」「何をやりたいの?」ということを常に問われ、すべて自分で決めていかなければいけない時代です

まさに「これをやれば成功する」という黄金律がない時代の今だからこそ、自分だけにしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に換えていくことができる「乾けない世代」は強いのです

ビジネスにおける優先事項が、「決められたことをひたすらやる」ことから、「消費者の潜在的な欲求を発見し、提案する」へ変化したからです

仕事と休みの境目がないと苦しいと感じる人は、そもそも、自分の幸せと、仕事があっていないのかもしれません。なぜなら、仕事が楽しくて公私混同になっている人は、”仕事をしている”という意識ではなく、”好きなことをしている”という感覚で日々を過ごしているからです

本書の中で、幸せの定義ということで、「人の幸せは5種類に分けられる」ということが紹介されています。「快楽」「達成」「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」です。「乾いた世代」は「快楽」「達成」に重きを置いていますが、「乾けない世代」は「人間関係」「意味合い」「没頭」を重要視しているということですね。話自体は世代別にまとめられていますが、実際、世代はあまり関係なく、いまの時代を生きる人であれば、この感覚は共有できるのではないかなと思います

自分が情熱をもって、没頭できることをみつけ、その小さな芽を育てていくことが大切です。やはり、好きなことを徹底的に追及して、(それがなんであれ、)自分にしかできないことで生きていくことがモチベーション喪失から抜け出すうえで大切なことですね

右向け右で、固定された目標に向かって歯を食いしばって頑張る人よりも、好きなことに夢中でいつも楽しそうな人の方が、魅力的になっていきます。今は、好きなことで楽しそうに仕事をしている人のもとには、自然と、お金や人が集まってくる時代になってきているのです。

何が、自分のモチベーションの中心なのかをしっかりと探すこと、そして、自分の中のモチベーション革命を巻き起こすことです