好きなことに投入する

前回の記事でも書いたことですが、長く仕事をしていく上で、「好きなことで生きていく」ということが継続できる条件だと思います

採用でのプログラミング体験

弊社では採用プロセスの中で仕事体験の一環として、「プログラミング」をやってもらいます。プログラミング経験者には言語に応じたプログラミングテストをやってもらいます。未経験者、あるいは自信がない場合、「Hello Java」的な簡単なプログラム学習を一緒にします。学習の場合でも、最後にいくつかの課題を出しており、簡単なプログラムを自作します

面接ではないので、基本的に質疑応答は行いません。コンピュータに向かって、プログラムを作成する。自作するときには自分のアイディアを共有してもらいながら進めます

終わった後に、いくつか質問します(結局、質疑…)

なんでプログラミングをする仕事にしようと思ったの?
楽しかったですか?
好きになれそうですか?

面接ではないので、「会社を選んだ理由」や「将来のこと」などは聞きません。どのような答えも正しいので…。

しかし、実際にプログラミングを体験してもらうと、楽しそうなのか、面白そうにやっているのかは、周りで見ているとすぐにわかります。実際に体験してみたことを自分の心は偽ることはできないし、心の在り方は顔、態度、仕草に現れます。「楽しかった」「好き」という気持ちを偽ることはなかなかできないだろうと思うんです

大学で情報系を学んできた人にはプログラミング体験でやる程度のことは簡単にできます。だからといって、「プログラミングが好き」、「仕事でプログラミングをすることが楽しい」となるかどうかは人次第です

好きなことで生きていく

これまでの日本社会は「楽しくなくても、仕事だからやれ」という側面が強かったかもしれません。それだけではなかったとしても、好きでなくても、なんとなく、家族のため、生活のため、生きるため、お金が必要だから、という理由で、好きでもなく、楽しくもないけど、仕事をするということになりがちです。もちろん、そういう人ばかりではないでしょうが、多くの人はそういう形で仕事に臨まなざるを得なかったかもしれません

しかし、これからは、それだけで仕事を継続するのは難しくなってくると思います。今までは「やるべきこと」を定義するのは簡単ですし、やっていれば、結果は出てくる時代背景でした。しかし、これからは「やるべきこと」がなかなか定義できません。「どのようにやるのか」もいろんな方法があります。そんな環境では誰しもが自分で考え、自分で創造する必要があります

自分で考え、創造するには、相当に投入しなければいけません。これからの世代は、「好きなことに没頭する」という生き方が道を切り開くだろうなと感じます。好きだからこそ、仕事の中でも努力できるし、成長していこうと思えるし、前向きに頑張れるということです。「趣味の経済」とか言われたりもします。趣味に没頭するように、楽しく生きていくこと。結果として、それが仕事につながるという事です

好きなことに没頭する中で、ほんの少しでも「他者のために」とか、「周囲の幸せのために」という気持ちがあれば、きっと私たちの社会はもっと良くなるだろうと思います